レーザー治療

当院は下記2つのレーザー機器で治療を行っています。

ノーバススペクトラ グリーンレーザー光凝固装置

網膜を光凝固や網膜剥離の予防・治療を行う機器でレーザーを使用し、網膜周辺や虹彩に穴を開け治療を行います。
網膜が悪くなった方、眼底疾患や緑内障治療に使用いたします。
体への影響が少なく痛みにも配慮されており、多くの疾患の治療に適しています。

YAGレーザー手術装置

緑内障の治療

緑内障に対しては、YAG(ヤグ)レーザーというレーザーを使用し、選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)を行います。

眼圧を低下させる効果の高いレーザー治療法です。
低エネルギーの短パルスを房水の流出経路である線維柱帯に照射します。この処置により体内の自然治癒反応が引き起こされ房水の排出機能が改善し、眼圧を下げます。
非常に低出力であるため、眼内構造に損傷を及ぼすことはありません。

治療に伴う痛みにも配慮されており、治療時間も通常5~10分程で、治療後すぐ、通常の生活が可能です。
合併症の可能性としては、虹彩炎、眼圧上昇などがありますが、一時的なものでほとんど問題とはなりません。

第一選択治療としてSLTを選んだ場合のメリット

一回のレーザー治療で2~3年効果が持続しますので、点眼治療のような紛らわしさはありません。
また、2~3回繰り返し治療が可能なため、しばらくの間点眼なしで管理できる場合もあります。

ただ、効果に個人差がありますので、レーザー治療後に十分な眼圧下降効果が認められなければ、点眼治療など別の治療を追加する必要があります。

SLTは合併症の少ない治療です。
ご興味をお持ちの患者さまは、当院へのご相談をお待ちしております。

緑内障についての説明は、こちらをご確認ください。

後発白内障の治療

後発白内障に対しては、YAG(ヤグ)レーザーを使用した治療を行います。
YAGレーザーを照射して眼内レンズの裏にある「水晶体嚢」に穴を開け、濁りを取り除きます。
所要時間は約5分で、痛みにも配慮されております。

後発白内障とは

白内障手術を受けると、ほとんどの患者さんで見え方(視機能)が改善します。
しかし術後しばらくたってから視機能が低下してくることがあります。
その原因として後発白内障があります。
これは術後発生頻度の高い合併症ですが、通常、通院による外来治療で良くなります。

白内障についての説明は、こちらをご確認ください。

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